こんにちは!
釣具買取専門店FishingBuyerフィールドスタッフの武山です!宮城県石巻出身で、生まれも育ちも海育ちです。
「釣れる魚は全部釣る!」がモットーなので、ロックフィッシュからシーバス、フラットフィッシュ、マグロキャスティング、ブラックバス、ナマズと、海水淡水関係なく一年中魚を求めて釣り歩いています。
目次
2018年7月初夏のボートロックフィッシュ
今回は宮城県牡鹿半島で初夏のボートロックを行って来ました。
10月~12月のスポーニングで接岸する個体と違い、水温が上昇し、ロックフィッシュが鰯やメロウド等のベイトフィシュを追って接岸する時期です。
基本的に冷水を好むロックフィッシュは、水深15mから50mまでの水温が安定した水深まで移動する傾向にありますが、その時期でもベイトフィッシュを追った個体は水深1m~5mのシャローに居付く魚がいます。そんなヤル気のある魚を狙ってボートを走らせましたが…
牡鹿半島ならスーパーメタボコンディションなアイナメ釣れる?!
一面濃霧!
かなり危険な状態なので、有望視していたポイントは入れず…(;´Д`) そのため、手軽に入れる岬の先端へエントリー!
友人は「ビフテキビーンズ16g」に「エコギアグラスミノーⅬ 艶色グリーンゴールド」をチョイス!私は「ビフテキビーンズ10g」に「エコギアグラスミノーⅬ チカチカ室蘭」でシャローから一段落ちたブレイクをスイミング…。すると、友人から・・・・・・・
「食った!」
と、
ヒットコール!直ぐにロッドからタモに持ち替えて戦況を見守ります。笑
上がってきた魚は…
スーパーメタボコンディションのアイナメ!思惑通り、ベイトフィッシュを捕食し、とんでもない体高。これこそ、初夏に接岸するアイナメです。ファイトもスポーニングシーズンとは違い、格段に強力なファイトを行います。
「もしかしたら、ベイトフィッシュが接岸しているから、このポイントで粘った方が良いか?」と感じたので、ボートをアンカーで止め、ベイトフィッシュパターンを試すと、35cm前後がポロポロとヒットするも、いまいちハマりきらない…。と、このタイミングで友人がシンカーのウエイトを28gまで上げ、「ティムコ アーマードシュリンプ イソガニ」に変更し、ボトムから離し過ぎないアクションにしたタイミングで・・・
「ドンっ!」と
一発バイト!
良型アイナメをキャッチ!先程のアイナメとは違い、ベイトフィッシュを追ってまで捕食する個体ではありませんが、それでも初夏らしい一本。甲殻類パターンで捕食する個体とベイトフィッシュパターンで捕食する個体の釣り分けが可能だと感じました。それにしても、さすが牡鹿半島。魚のクオリティーが半端じゃないです。笑 そんな友人のハイクオリティーな魚を見て、私もベイトフィッシュパターンから甲殻類パターンに変更してアプローチすると…
可愛いサイズのみ…(;´Д`) 日頃の行いの悪さが存分に出てしまった釣行でした。笑
今回使用したタックル紹介
この様に、ロックフィッシュゲームは様々なパターンがあり、タックルもパターンに応じた数だけラインナップされています。もはや、バスフィッシングと遜色が無い程だと感じます。そこで、今回友人がチョイスしたタックル紹介させて頂きます。
【左】ロッド…DAIWA BLACKLABEL 701 MHFB リール…abuGarcia BLKACK9 ライン…PE1.5号 リーダー…16lb
【右】ロッド…abuGarcia Rocksweeper NRC-702EXH LIMITED リール…abuGarcia Revo ALC ライン…PE0.8号 リーダー…12lb
牡鹿半島のロックフィッシュで注意したい事とタックル選び
牡鹿半島は起伏が激しく、魚を掛けたとしても、魚を浮かせる事が出来ずにラインブレイク…。
だからといって、ロッドをガチガチにしてラインを太くすると、潮流や風の影響を受けて釣りの精度が保てない…等の悩みが山の様に出てきます。
そこで、友人が考えたのは「パワーのあるベイトロッドに細いPEを合わせよう!」というスタイル。
元々、渓流釣りやエリアトラウトで極細PEの扱いに慣れていた友人は、ロックフィッシュでもPEの号数は細くし、「自分がイメージしたルアーの動きを、潮流や風に妨げられない様にしたいし、尚且つビックフィシュが来てもラインブレイクされる事なく根から引きずり出したい!」…という思いから、パワーのある
「アブガルシア Rocksweeper NRC-702EXH LIMITED」にPE0.8号で
「感度とパワー」を両立させたタックルバランスに仕上げていました。しかし、そのタックルで補えない部分をカバーするのが
「DAIWA BLACKLABEL 701 MHFB」。
このタックルは、大型の鼈甲ソイに標準を合わせているため、ラインも太めの物を巻いています。元々はバスロッドですが、フロッグ用ということもあり、ガイドも大きく太いラインに対しての相性は抜群です。今回の釣行では、大型の鼈甲ソイがヒットする事はありませんでしたが、牡鹿半島で鼈甲ソイを狙いたい方にはオススメ出来ます。
そして、今回主に使用したワームはこちら↓
「エコギアグラスミノーⅬ 艶色グリーンゴールド」
「ティムコ アーマードシュリンプ イソガニ」
初夏という事もあり、冒頭でも説明しましたが、ベイトフィッシュを追っている魚を狙っていたので、ワームの形状がよりベイトフィッシュに模したワームを使用し、尚且つ初夏は光量が多いので、ラメ入りのワームが効く場面が多いです。そして、グラスミノーの様なストレートボディに近い形状のシャッド系ワームの方が、水流を逃がし易く、キレの良いアクションを出し易いためバイトを誘発してくれます。
しかし、忘れてならないのが「甲殻類パターン」。一年を通してのメインベイトは甲殻類なので、甲殻類系のワームは必ず持っていく事をお勧めします。あくまで、主食は「甲殻類」ということです。
真夏のフィッシングウェア選び
そして、釣りは常に自然の中で行っています。釣り具と同等に大切なのが、「フィッシングウェア」だと感じます。
特に真夏は紫外線が強いため、肌を出し過ぎないモノをオススメします。例えば・・・・
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ラッシュガードの上にTシャツ
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ショーパンにレギンスなど
がおススメです。
私は2週間前に「今年はカッコ良く日焼けするぜー!」と、ボートロックで上裸になりながら行っていた所、日焼けを通り越して火傷をしました。笑 友人のウェアは…
ジャッカル ダウザー俺達。 秦拓馬 Tシャツ!笑
セブンイレブンで購入した麦茶を飲みながら取材を受けて貰いました。 本人曰く「ルアーも服も視認性が大事!」らしいです。笑
今回宮城県牡鹿半島ロックフィッシュの釣行のまとめ
さて、今回の釣行は「初夏のロックフィッシュパターン」を調査するものでした。
使うリグやライン、タックルバランスまでそれぞれであり、どの道具をとっても「十人十色」だと感じました。「ロックフィッシュ」という魚に対してのアプローチの仕方も個性があり、「答えが一つではない」という部分に、ルアーフィッシングの楽しさが凝縮されていると感じます。今回は、その一部分を紹介させて頂きました。
ルアーフィッシングを介して、魚と触れ合い、アングラー同士の交流が広まれば良いと感じています。その釣り方や交流を今後も「Fishing Buyer」を通して紹介していきたいと思います(^^)
By フィールドスタッフ武山